当センターの診療所長の廣瀬勝己先生によるBNCTの論文が、雑誌名「Radiotherapy and Oncology(Impact Factor:4.856)」に掲載されました。
論文名は「Boron neutron capture therapy using cyclotron-based epithermal neutron source and borofalan(10B) for recurrent or locally advanced head and neck cancer (JHN002): An open-label phase II trial」で、当施設で実施された企業治験:「切除不能な局所再発頭頸部扁平上皮癌患者又は切除不能な頭頸部非扁平上皮癌患者を対象としたBNCT治療システムによる第II相臨床試験」に関する論文です。
この論文は、加速器BNCTの臨床試験関する世界初の論文であり、頭頸部癌に対するこの治療が2020年6月より保険収載される契機となりました治験結果が掲載された意義のある論文です。今後、世界中で開始される加速器BNCTの頭頸部癌に対する応用に関して大きな影響を及ぼす論文になると考えられます。
当センターの診療所長の廣瀬勝己先生による加速器を用いたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関する論文が、ジャーナル「Radiotherapy and Oncology」に掲載されました